天岩戸神社【あめのいわと】(京都府福知山市大江町)

龍燈明神 参道入り口





境内解説板

岩戸山【いわとやま】 京都府歴史的自然環境保全地域 昭和59年3月13日指定(京都府加佐郡大江町)
天岩戸神社は大江町の元伊勢三社[皇大神社(内宮)【こうたいじんじゃ(ないぐう)】・豊受大神社(外宮)【とようけだいじんじゃ(げぐう)・天岩戸神社]の一つで、伊勢の皇大神宮の元宮として、古くからこの地方の象徴的存在として崇敬されてきました。天岩戸神社の祭神である櫛岩窓戸命【くしわまどのみこと】・豊岩窓戸命【とよいわまどのみこと】は門を守る岩石の神であり、岩戸渓谷の幽玄の地を天岩戸に比定し、古事記の大神【おおみかみ】の門番神を配祀していると伝えられています。



本殿 崖っぷちに建つ本殿

鎖を使い岩を登る

宮川の崖っぷちに建つ本殿。本殿前で礼拝するには鎖を頼りに崖を登らなければならない。狭い足場で二拝二拍手一拝。
目を閉じて片足バランスを行うと、すぐに身体が傾いて足を着いてしまう私uziは、転倒しないかとヒヤヒヤしました。



御座石
宮川を堰き止める様に鎮座する御座石【ございし・みくらいし】(磐座)
河原の石づたいに本殿の裏へ回り込むとある。
MURYさんのサイト「岩石祭祀学提唱地」で存在を知り、ぜひ見たいと思っておりました。



産釜遙拝所 産釜
産釜遙拝所 遙拝所から下を見る。



境内掲示

由緒

当天の岩戸神社は、往昔地神の元始神天照大神籠居ましし霊地にして真名井ヶ原・真名井ヶ池・楽の堂・産盥・産釜・神楽岩・御座石・鶏鳴岩・鱒池・鮎返りの滝等の地名旧蹟あり 殊に産盥の霊水は平常満水することなく或は減水することなく且つ腐水することかってなく此の霊水は干魃の際其の霊水の少許を水上に注ぐ時は如何なる干魃時と雖も神雨不思議に降り来り庶民安堵の胸を撫するにより往昔より今に至るも尚其の慣例絶へざるなり

 昭和四十七年九月
    天岩戸大神宮



日室ヶ嶽

遙拝所から日室ヶ嶽を望む。
(内宮皇大神社から天岩戸神社へ向かう途中に遙拝所がある。)

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home   更新:2008.03.06 作成:2007.05.02