依那古神社【いなこ】(三重県伊賀市依那具)
春の依那古神社
夏の依那古神社
秋の依那古神社
冬の依那古神社
式内依那古神社旧趾の石碑 |
左:猪田神社遙拝所 右:天照皇大神宮遙拝所 の各石碑 |
当社は明治41年、下郡の猪田神社に合祀されましたが、やがて現在地で祀られるようになり現在に至っております。
当社は通称「高野宮」と呼ばれ、伊賀郡式内十一座のなかの一座「依那古神社」【えなこ】に比定されている。『伊水温故』は祭神を江大明神【えのだいみょうじん】と味好高彦根命【あじすきたかひこねのみこと】とし、『三国地志』は社号を「江大明神」祭神を味好高彦根命としている。旧社地は笠部の高野にあって高野宮と称していたが、洪水で荒廃したため、現社地にあった小泉宮に合祀されたとつたえられている。
小泉宮に関して、『伊水温故』には次の様に書かれている。
天正十三年(1585年)大和の郡山から伊賀に転封された筒井定次は小泉太郎左衛門の名刀を所望したが断られ、太郎左衛門を殺害し名刀を奪った。ところが祟りが子女に及んだため、定次は小泉屋敷の屋敷神である諏訪社の地に小泉宮を建て、太郎左衛門の霊を斎い込めたという。
資料:日本の神々6(白水社)
国道368号線と国道422号線をつなぐ道の一つに当社が面していることから、神社の前を車で通ることがたびたびあります。通過するたびに、当社の表情を確認することが習慣になっております。
依那古神社のこんもりとした杜を見ると「村祭」の歌詞が浮かんできます。
村の鎮守(ちんじゅ)の神様の
今日はめでたい御祭日(おまつりび)
どんどんひゃらら どんひゃらら・・・・
写真:2003.06撮影
home 作成:2007.06.29