須智荒木神社【すちあらき】(三重県伊賀市荒木)
参道入り口
左写真の左手社名標には「須智荒木神社」、写真右燈籠裏にある社名標には周智荒木神社とある
『日本の神々6』によると、出口延経『神名帳考証』には、以下の様に書かれているそうだ。
『和名抄』に伊賀国名張郡周智郷があり、『古事記』の安寧記に、天皇の御子師木津日子【しきつひこ】に二人の王子があって、その一人は「伊賀の須智【すち】の稲置【いなぎ】、那婆理【なばり】の稲置、三野の稲置の祖」とあることから、当社は名張の須智(周智)一族の分派が当地に移って「新墾治【あらきばり】」すなわち開墾の祖を祀ったものであろう。
名張郡周智郷は、大和国との境に近い宇陀川流域だそうで、現在の安部田・矢川辺りか。
石段は六十六段あるという
「初老」(40歳)・「還暦」(61歳)・「古希」(70歳)・「喜寿」(77歳)の節目の年にお参りされた方々の記念写真が、拝殿に多数飾られていた。(括弧内は数え年)
「鍵屋の辻の仇討ち」らしき絵馬もありました。当社のある荒木は、荒木又右衛門生誕の地です。
御祭神(境内掲示)
猿田彦命【さるたひこのみこと】
武内宿禰【たけのうちのすくね】
葛城襲津彦命【かつらぎそつひこのみこと】
誉田別命【ほむだわけのみこと】
菅原道眞【すがわらみちざね】
火魂日命【?】
大日霊貴命【おおひるめのむちのみこと】
彌都波能比賣命【みつはのひめのみこと】
須佐男命【すさのおのみこと】
市杵島姫命【いちきしまひめのみこと】
金山彦命【かなやまひめのみこと】
大山祗命【おおやまつみのみこと】
天兒屋根命【あめのこやねのみこと】
天萬栲幡比賣命【あめのよろづたくはたひめのみこと】
宇迦能御魂命【うかのみたまのみこと】
大鷦鷯命【おおささぎのみこと】
「火魂日命」は「ほのたまひのみこと」とお読みするのだろうか。
本殿
鎮霊社
気になる岩があったが、詳細不明
参拝したのは9月下旬だった
home 作成:2014.10.07