南都鏡神社【なんとかがみ】(奈良市高畑町)

創祀は社伝によると、大同元年(806)、新薬師寺鎮守として奉祀されたという。『平城坊目考』には、祭神は八所御霊の一、藤原博嗣の霊を祀ると記すが、同時にまた一説に当坐は天照大神なり、とも記している。(『奈良市史 社寺編』)

東の境内入り口

鳥居の奥に見えるのが拝殿、右手に本殿がある。左手には割拝殿が見える。
この鳥居は東側に位置するが、本来は南側から登って割拝殿に進んだようである。




割拝殿

割拝殿(この写真のみ2023.04撮影)




本殿

 本殿
祭神:天照皇大神【あまてらすすめおおかみ】、藤原広嗣公【ふじわらのひろつぐこう】、地主神【じしゅのかみ】

一間社春日造桧皮葺の本殿は、延享三年(1746)春日大社第46次造替の際、第三殿を譲渡されたもので奈良指定文化財になっている。



境内社

境内社
『奈良市史社 寺編』によると、末社天神社(火雷天神)、祓戸社小祠、祖霊社があるそうだ。



2014年5月、万葉の会で初めて当社を訪問した。団体だったので会メンバーがどうしても写ってしまう。さらに時間に余裕がなかったので思うような写真が撮れなかった。また個人で参拝すればよいと思った。次に参拝したのは2021年11月だった。奈良町をあちらこちら歩いて、白毫寺まで足を伸ばし次に当社を目指した。結構歩いて到着したら、なんと当社のお隣さんの新薬師寺さんで工事をやっていて、境の土塀直近にブルーシートが貼られていた。割拝殿の正面と拝殿を撮ろうと思っていたのだがあきらめた。三度目に訪問したのは、2023年3月だった。な、な、な、なんと!当社の拝殿にブルーシートが貼られているではないか?(2枚目の割拝殿の写真は、ブルーシートが見えない様に斜めから撮影しております。)



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写真:2023.04、2014.05撮影
home   更新:− 作成:2023.07.01