春日大社摂社 榎本神社【えのもと】(奈良市春日野町)

南門の西、南回廊の一角に鎮座する。
『奈良市史 社寺編』には「慶賀門の中に摂社榎本神社がある。」と書かれている。(参拝前に奈良市史を読んでおけば、慶賀門の内部構造を理解できたかもしれません。m(_ _ )m)
また奈良市史には「春日神社といい地主の神で『延喜式』にみえる添上郡卅(三十)七座のうち春日神社はすなわちこの社を指すという。」と書かれていました。

春日大社摂社榎本神社

南面して鎮座する

掲示

摂社 榎本神社【えのもとじんじゃ】

一、御祭神 猿田彦命(さるたひこのみこと)
一、御例祭 十一月一日
一、御由緒 春日の地主の神として尊崇され、本社御鎮座後、一時安倍山(現在奈良県桜井市)にお遷りになったが、承平五年九三五年)再びこの場所へ御帰座になった。
一、御神徳 寿命を守り給う神として信仰され、安永四年には宮中より御祈祷も願い出られた。又同時に導きの神、道開きの神として人生の帰路に御加護を願う人が多い。



西側より榎本神社社殿を拝す

西側より社殿を拝す



神社の地図 ←地図   戻る

写真:2012.09撮影
home   更新:− 作成:2021.06.06