小夫天神社【おおぶてんじんしゃ】(奈良県桜井市小夫)

参道

参道
正面の石段上に一の鳥居が見えるが、額に記載された「天神宮」の書は、弘法大師の筆によると言う。
その一の鳥居の根本に烏帽子石がある。




四つ石

掲示

社伝 参道四つ石の由来
馬場参道に四つの石を置き並べてあり、伊勢神宮の壺石と趣が類似する。
俗に四つ石と言う。これを皇子【おうじ】・中臣【なかとみ】・忌部【いむべ】・卜部【うらべ】と言い伝える。
天神社社務所


【訂正】(2016.03.28)
MURYさんから以下の情報を頂きました。(感謝)
四つ石は、道路の脇に積まれた石(上記写真)ではなく、車道に埋め込まれた4つの石とのことです。
(一番上の参道の写真、向かって左の灯篭の後方近くに写っているのが四つ石の様です。 m(_ _)m
烏帽子石(一名天子)

掲示

内庭の柵内の石は俗に烏帽子石【えぼしいし】と言う。一名天子と言い伝える。

天神社社務所





境内入り口

斎宮山鎮座 天神社




社殿

三本の千木をいただく本殿が見える




社殿

境内掲示

社伝 倭笠縫邑 泊瀬斎宮 旧跡伝承地

 往昔、小夫郷は倭笠縫邑と称せられ 当天神社天照皇大神宮御鎮座は 第十代崇神天皇即位六年秋九月二十三日 神人分離の一大変革により 皇女豊鋤入姫命が皇祖を奉侍し給うた最初の霊地であり 当神社は斎宮山と称し 第四十代天武天皇即位二年夏四月大来皇女命が化粧川で禊され 宮を泊瀬斎宮と為し 皇祖天照皇大神を奉斎せられ元伊勢として今日に伝えられている




本殿

御祭神
中殿 天照皇大神【あまてらすすめおおかみ
   相殿 大来皇女命【おおくのひめみこのみこと】
東殿 天児屋根命【あめのこやねのみこと】(春日大神)
   相殿 品陀別命【ほんだわけのみこと】(応神天皇)
西殿 菅原道眞【すがわらみちざね】(天満自在天神)




聖石 聖石



摂末社

左から、山王神社  大峰行者菩薩社  高オカミ神社(オカミの字は[雨/口口口/龍])




摂末社

斎王神社(本殿左手)
祭神
豊鋤入姫命【とよすきいりひめのみこと】
倭姫命【やまとひめのみこと】

摂末社

祓戸社、右手聖石は?



ケヤキの御神木 境内掲示

小夫 ケヤキ

天神社の西の崖の上にあり、樹30m、根回り11m、幹回り8.24mある。樹10mのところで10本の枝を分かち、枝張りは北西によく伸びている。根元に空洞があるが、樹勢は旺盛である。市内で一番の巨樹で、県下でも有数のケヤキである。


社伝 境内木槻【けやき】の大樹の由來

 第二十三代顕宗天皇の御代 顕宗紀に「植槻【けやき】也田中乃杜【もり】也」とあり社務所のある辺【あたり】は、古來から神前田と稱し、恰も田中【たのなか】の杜【もり】なり植槻【うえるけやき】なるとあるに符合し、いわゆる磐境【いわさか】として神木であります。
 回り十一米あり約一五00年を経る。

社務所


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home  更新:2016.03.28a 作成:2011.08.21