於美阿志神社【おみあし】(奈良県高市郡明日香村檜前)
近鉄飛鳥駅南東の丘陵地帯であるこの地は檜前【ひのくま】とよばれ、渡来人東漢【やまとのあや】氏一族の居住地だった。本社は檜前集落のはずれの丘に鎮座し東漢氏の祖先阿智使主【あちのおみ】を祀る。
鳥居越しに拝殿を望む
掲示
於美阿志神社・桧隈寺跡
桧隈は、百済から渡来した阿智使主【あちのおみ】が居住したと伝えられ、於美阿志神社【おみあし】はその阿智使主を祭神とする。桧隈寺跡は、その神社の境内にあり、塔・講堂と推定される建物跡をのこす。「日本書紀」天武天皇朱鳥元年の条に桧隈寺の寺名がみえ、寺跡からは、7世紀末の瓦が出土する。現在塔跡にある十三重石塔は上層の一部を欠いているが重要文化財に指定されている。
明日香村
飛鳥保存財団
拝殿
本殿
2001年に参拝したときの本殿
初めて当社に参拝したのは2001年6月だった。当時、拝殿も本殿も新しかった。16年が経過し、落ち着いたたたづまいになっていた。 |
檜隈廬入野宮址【ひのくまのいおりののみやあと】と書かれた石柱
重要文化財の十三重石塔(上部欠損有り) 平安時代のものだそうだ |
塔礎のレプリカ |
檜前寺跡と重なる於美阿志神社境内
掲載写真:2001.06 2017.04撮影
home 作成:2017.05.25