天神社【てんじんしゃ】(奈良県高市郡明日香村御園)

4月上旬、万葉の会で当社の前を通った。団体行動なので、その時は庚申さんの写真を撮るのが精いっぱいだった。4月下旬、万葉の会とほぼ同じコースを個人で歩いた。当社もゆっくり参拝することが出来た。

鳥居の奥は拝殿、右手の祠は庚申さん

鳥居の奥に拝殿、右手は庚申さん。




鳥居の奥に拝殿が見える

鳥居奥に拝殿




春日造の本殿

本殿

拝殿左手の壁面にあった掲示
当社、天神社祭神「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」
 当社の祭神「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」は、仲間同士、人間関係での交渉ごとで、いきづまった時には、それを円滑に導いてくださるのがこの神様です。困ったときはぜひこの神様にお願いしてください。
 また明治維新後、学問の神様「菅原道真」も合祀された形跡もあり勉強がうまくゆくようにもお願いしてください。
 しかし、当社天神社の祭神は「天神」あくまでも「天の神」であり、いわゆる「天津神(あまつかみ)」、その中でも「別天神(ことあまつかみ)」である「造化三神(ぞうかさんじん)」の一つ柱として「天之御中主神(あまのみなかみぬし)」のつぎに、この宇宙に現れた神様「高皇産霊神」が祭られています。
 この神様「高皇産霊神」は古事記、日本書紀の中でたびたび皇祖神の活躍をかげで支えた神様です。神話で有名な「天孫降臨」「国譲り」「神武東征」では政治的手腕をおおいに発揮し、みごとに難題を解決しました。
またあの古代において、農業生産力アップのために鉄などを利用した農機具を開発するなど、その貢献度には目をみはるばかりです。
 なお、この地「御園」という地名は「神様に備えるための農作物を生産する荘園」であったことに由来します。
この御園、ひいては明日香村の繁栄のためには、ぜひ、天神社祭神「高皇産霊神」にお願いしてください。




この空間は祭祀場に見えるのだが・・・

本殿左手にあった。何をお祀りされているのか?




庚申さんの祠にくくり猿が複数ぶらさがっていた 灯籠に「天神宮」の文字

札に「庚申尊天」と書かれていた。彫られているのは青面金剛?
くくり猿がぶら下がっている。
庚申さんの前にある灯籠には「天神宮」の文字




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掲載写真:2017.04撮影
home   作成:2017.05.04