海神社【かい】(奈良県宇陀市室生三本松)
旧初瀬街道から海神社に至る参道 坂を下ると、子安地蔵の看板・カーブミラー・横断歩道の有るところが国道165号線だ。横断歩道を渡りさらに下る。宇陀川にかかる橋を渡ると当社が鎮座する。 |
境内入り口
拝殿
本殿
左は境内社 大己貴神社か?
境内の前の碑文
海【かい】神社縁起
鎮座地 奈良県宇陀郡室生村三本松三三五八番地
祭神 豊玉姫命
當社は古老の伝えるところによると応永三年(1396)に室生竜穴神社より善女竜王を勧請したという 尤も當社に祭る神像は鎌倉期と考証されており 中世の初頭には既に祠を構えていたと思われる
竜穴神社は祈雨止雨の霊験あつく 国家を鎮護したので貞観九年 勅諚により善女竜王の神号が授けられた それ故當社でも宝暦四年の郷鑑には善女竜王社とあり 棟札にも祭神は善女竜王と記されている
ところが明治初年の神佛分離令により 海神の姫 豊玉姫命を祭神とし 社号も海神社と改称した 海神の化身は竜神であるところから 本地に帰ったともいえよう
豊玉姫命は 万物の命の源であるを水を統御し 五穀豊穣をもたらす霊験豊かな神であらせられ 安産の神 鎮守の神としても御神徳高く 古くから崇敬の至情をあつめている
境内社 大己貴命神社
左側より社殿をのぞむ
祓殿
左手に大正天皇遥拝所、明治天皇遥拝所がある。
写真:2022.11、2015.05撮影
home 更新:2022.11.27a 作成:2019.01.08