鳥見社【とりみ】(奈良県宇陀市榛原萩原)
鳥見山山腹に鎮座する。手前は勾玉池。
鳥見社付近は鳥見山公園になっており、桜、ツツジ、睡蓮、紅葉など、四季折々の風景を楽しむことが出来る。
鳥見山公園までは車でも登れるが、道が狭い。対向出来る場所も少ない。
公園近く、スイッチバックのような箇所がある。そこをやり過ごして100mほど前進、
切り返し出来る場所で車を方向転換後戻り、坂を登ると公園の駐車場がある。
祭神 相殿右:大山祇御祖命【おおやまつみみおやのみこと】 相殿中央:皇祖天神【みおやのあまつかみ】 相殿左:神日本磐余彦尊【かんやまといわれひこのみこと】 |
境内から勾玉池方向を見る
墨坂神社から見た鳥見山 |
以下は鳥見山公園にあった掲示の内容です。 鳥見山【とりみやま】と鳥見霊畤【とみのまつりのにわ】 鳥見山は榛原町【はいばらちょう】と桜井市との境界にそびえる標高七三四メートルの山で、トウベ山とも呼ばれています。この鳥見山の中腹には縄文時代から弥生時代の遺跡が広がっており、自然公園となっています。 『日本書紀』神武【じんむ】天皇四年二月条には、「霊畤【まつりのにわ】を鳥見山【とみのやま】の中に立てて、其地【そこ】を号【なづ】けて、上小野【かみつをの】の榛原【はりはら】・下小野【しもつをの】の榛原【はりはら】と曰【い】ふ。用【も】て皇祖天神【みおやのあまつかみ】を祭りたまふ」とあります。神話・伝説上の人物である神武天皇が天地の神霊を祭る場所を鳥見山に築き、そこを上小野榛原・下小野榛原と名付けたとされています。この「榛原」が現在の町名の由来となっていますが、江戸時代以前は「萩原」【はいばら】とも書いたようです。 榛原町をはじめ宇陀地方は、『古事記』、『日本書紀』にたびたび登場し、古代から重要な地域であることを知ることができます。 榛 原 町 |
古代、鳥見社が、この地から千葉県の印西地方に勧請されたとの説があるそうです。
鳥見社について詳しくお知りになりたい方はこちら
古代人のダイナミズムを感じることが出来る、KAWASAKIさんのサイトです。
左手に榛原区の町並、その背後に伊那佐山を望む。(鳥見山公園の展望台より)
公園からさらに登ったところにも展望台がある。そこからは、大和三山を望むことが出来る。
home 更新:2008.12.21 作成:2008.11.23