八柱神社【やはしら】(奈良県山辺郡山添村岩屋)

境内入り口

境内入り口




境内

境内
鉾立の

鉾立ての木

境内掲示

山添村指定史跡
八柱【やばしら】神社境内(岩屋区)
平成七年二月八日指定
 この境内【けいだい】に生息【せいそく】する白樫【かし】の巨樹は、これだけの数が一箇所に群生するのは珍しく、植物学的にも価値がある。
 拝殿【はいでん】前の樹木(ムクロジ)は、筒井順慶【つついじゅんけい】が伊賀攻め(1580年)の際この地に立ち寄り、鉾【ほこ】をこの木に立て掛け、本社に戦勝を祈願したと伝えられている。(俗称・鉾立ての木)
 一方、滝の横にある「供養塔」は、前述の伊賀攻めに参加した地元民戦死者の霊を慰【なぐさ】めるために建立したと伝承【でんしょう】されている。

山添村

戦に勝利した筒井順慶は、天正九年、同じく十年の二回にわたって、神殿寄進の儀を行っている。




御神木と本殿

御神木と本殿

祭神
神産日神【かみむすびのかみ】、高御産日神【たかみむすびのかみ】、玉積産日神【たまつめむすびのかみ】、生産日神【いくむすびのかみ】
足産日神【たるむすびのかみ】、大宮売神【おおみやのみのかみ】、御食津神【みけつのかみ】、事代主神【ことしろぬしのかみ】
(「奈良県史5 神社」による)

(大宮売神【おおみやののかみ】は「おおみやののかみ」のことか?)
牛頭天王系の神社だろうと思いながら御祭神を調べておりましたら、予想外のお名前が・・・。




亀石

亀石




福石

福石
「出雲大社 福石」と書かれている。
社名標の前に、滝へ下る道があります。福石は、下り初めてすぐのところにありました。




滝と不動明王




不動明王 滝の右手の右手に不動三尊像があった。石碑には、不動明王と書かれている。埴輪の様なお姿で、良い感じだ。この場所は、修験道の修行場だったのだろうか。



供養塔

供養塔
「伊賀攻めに参加した地元民戦死者の霊を慰【なぐさ】めるために建立した」と境内の掲示にあった。
素直に解釈すれば、織田信長側の兵として参戦したことになる。



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home   作成:2012.07.28