八王子神社【はちおうじ】(大阪市東成区中本)

境内入り口

境内入り口




境内

境内




境内

左境内社 中央本殿 右拝殿




狛犬吽形 本殿 狛犬阿形

狛犬 吽形

本殿

狛犬 阿形

境内石碑

八王子神社社殿御造営記念碑
御祭神
 八王子大神  宇賀御魂神
 素戔嗚命  大己貴命  奇稲田姫命
由緒
當神社の創建年代は詳ならず、然りと雖社記によれば、応神天皇の奉斎し給うところと傳へらる。又孝徳天皇味経宮にましませし時、御崇敬の叡慮により高麗狛一対を献納し給へりと傳ふ。
本地一円の産土神にして古より八王子稲生大明神と改称し神社制度改正により社格村社に列せられる。明治四十二年十一月旧西今里村社八剣神社を當社に合祀、八王子神社と改称す。明治末年ごろ迄は椿樹繁茂し、森厳なる境内に風致の趣きを添え時人「椿の宮」とも称し広く世に知られたり。昭和四十年四月氏子崇敬者の奉賛により現社殿御造営竣工せり依りて茲に之を記念して本碑を建立するものなり。


碑の石材は旧暗越奈良街道の起点玉造二軒茶屋前を流れる猫間川に宝永八年架設の石橋の用材だそうだ。




白竜大王社、八立竜王大明神社

左:白竜大王社  右:八立竜王大明神社




原点の神社その1
  私の神社の原点は大阪市東成区の八王子神社です。私の記憶の中では、家の前を新品の「だんじり」が子供や大人にひかれて行きます。鐘が「ちきちん、ちきちん、ちきちんこんこん。」と、激しくリズムを刻みます。この音を聞くと、家でじっとしておれません。向こうから来るのは熊野神社のだんじりだ!熊野神社の「だんじり」は、年季が入っているため濃い茶色をしている。真新しく白い八王子神社の「だんじり」に比べ、悪役っぽい。m(_ _)m これから、正義の味方と悪役 m(_ _)m がぶつかり合い正面の獅子の目玉を取り合うのだと、仲間の間で信じられていました。

 祭の日、境内で食べた「かんとだき」(関東炊き、おでん)が忘れられません。じっくりと長時間煮込まれ色が変わったジャガイモや、厚揚げが好物でした。店のからし、沢山塗ってもそんなに辛くなかったなあ。見せ物小屋に入った記憶があります。入場料はたしか20円。(当時、森永製菓のミルクキャラメルがたしか20円だった。コロッケが5円で買えた時代である。)お祭りだったので大金を持っていたのでしょう。幼い私は勇気をふりしぼって、一人で見せ物小屋に入ったのです。ろくろっくびの女性、鳥女(首から上が人間の女性で体は鳥)、火のついたローソクを食べるプロレスラーのような男らがいました。なんだかだまされたような気がして、小屋を出た記憶があります。

 八王子神社の境内は、銀玉鉄砲の撃ち合いの場、でもありました。狛犬は丈夫な玉よけでした。

 たしか八王子神社の裏手に、ちょぼ焼きの店があったと記憶しています。たこ焼きの方が美味しいと思いますが、自分で焼いて食べるのがおもしろかったのでしょう。客は、同年代の小学校低学年位の子供ばかりだったようです。具はグリーンピースとかたくあんとか赤い細かいエビとか。私は、たくあん(当時たくあんのことを「こーこ」と言っていたような?)を食べることができなかったので、グリーンピースやエビがメインでした。

神社の地図 ←地図  戻る

home   更新:2015.11.14a 作成:2005.05.22