油日神社【あぶらひ】(滋賀県甲賀市甲賀町油日)
参道入り口
参道の奥に楼門、さらに奥に拝殿が見える
楼門と回廊
現在、楼門の随神は撤去されている。(随神の写真:1999年撮影)
拝殿
左手に祖霊社、右隣瑞垣内に御神木のコウヤマキ
瑞垣内、本殿と左前方に御神木の高野槙
境内掲示
懸社油日神社
滋賀県甲賀郡油日村大字油日鎮座
御祭神
油日神【あぶらひのかみ】
東相殿 罔象女神【みずはのめのかみ】
西相殿 猿田彦神【さるたひこのかみ】
御神徳
太古油日嶽二鎮リ坐シ 皇國鎮護ノ御霊徳「赤+赤」「亦/大」【かくえき】トシテ朝野ノ崇敬格別ナリ 荒魂ハ無双ノ勝軍神トシテ武門ノ尊崇ヲ鍾メ給ヒ和魂ハ農耕ノ水神トシテ神恩遠近ニ光被シ給フ
御創立
三代実録ニ
元慶元年十二月 陽成天皇丁卯朔三日授近江國正六位上油日神従五位下ト 即チ千百余年前既ニ國史現在ノ古社タリ
例祭 五月一日
國宝建造物
本 殿 明応二年上棟
楼門回廊 永禄九年上棟
氏子
油日村及大原村大字檪野【いちの】
崇敬者
古来「甲賀ノ総社」トシテ崇敬廣く明応年間本殿修築ノ奉加亦近郷一圓二亙ル 現ニ杣・横田・大戸諸流一帯ノ地ニ及フ
境内掲示
滋賀県指定自然記念物
滋賀県自然環境保全条例第21条第1項により指定
称 油日神社のコウヤマキ
土地 甲賀郡甲賀町大字油日1042番地
周 6.5m 樹高 35m 樹齢(推定)約750年
指定理由 コウヤマキは、「高野槇」と書き、高野山に美しい純林があることから名付けられたと言われているが、高野山にもこれほど大きなものはなく、学術的にも貴重な樹木である。
甲賀町の天然記念物にも指定されており、地域の人々に親しまれている。
指定年月日 平成8年3月27日
滋賀県
左:八幡神社 右:常松神社
宝庫
当社は明治維新まで神仏習合の色彩が濃く、宝庫は往時の経蔵だった。
(左手に八幡神社、常松神社が見える)
拝殿
内部には三十六歌仙の額が掲げられてる
拝殿横より、楼門を望む
油日岳の遙拝所 正面が油日岳 |
油日神社神田 |
(上2枚:2008年9月撮影)
(その他記述の無いものは2013年11月撮影)
現在は油日岳の滋賀県側八合目以上が油日神社の土地だそうです。
社伝によれば、油日岳の頂上に油日大明神が降臨し、油の日のように大光明を発したので「油日」の名がつけられたという。
頂上には「岳大明神」(油日大明神または通山【かよいやま】大明神)と呼ばれる奥宮が祀られている。
油日神社は油日岳頂上の奥宮に対する、いわば里宮にあたっていた。
home 作成:2014.01.10