白髭神社【しらひげ】(滋賀県高島市鵜川)
この鳥居は、R161道路端より58.2m沖にある。高さは12m、現在のものは1983年に建立されたという。この辺りは昔陸地だったそうだ。
弘安三年(1280年)に描かれた「近江国比良荘堺相論絵図」では陸地に鳥居がある。琵琶湖の水位が上がったということか。
私の場合、琵琶湖といえばこの鳥居がまず思い浮かぶ。この鳥居は、行くたびに違う表情を見せてくれる。
この日、沖島が遠くにかすんで見えた。
比良山系の北端に鎮座する。背後の山頂には巨岩の磐座があるという。
拝殿(分部光信【わけべみつのぶ】の建立)
拝殿と本殿(本殿は豊臣秀頼と淀殿の建立)
祭神:猿田彦命
『三代実録』の貞観七年(865年)正月十八日の条に「近江国の無位の比良神に従四位下を授く」とあり、当社の猿田彦命はこの比良神に当たるという。
若宮社 祭神:太田命
上の宮に至る階段から本殿を見る。
(上の宮とは本殿背後にあるお社の総称)
以下上の宮
手前は高良神社。八幡神社、加茂神社と相殿になっている。 |
手前は豊受大神宮、一つ奥は天照皇大神宮 その奥に、相殿が並ぶ。 |
左手は天満宮 右手は波除稲荷社
左手、寿老社 右手、鳴子弁財才天 右端奥に岩戸社が見える
岩戸社、その右手に聖石
古墳の横穴式石室の前に社を建て、天の岩戸社として祭祀されている。 石室の露頭部もまた聖石視されている。 |
岩戸社右手の聖石。見る角度を変えると異なった表情になる。 |
home 作成:2011.05.08