春日神社【かすが】(三重県名張市蔵持)

狛犬 参道入り口 狛犬

参道入り口




参道

正面奥に十三重の塔が見える。その右手は薬師堂。
式年造営寄進者の芳名が書かれた黒い石碑が、左手に見える。ミシガン州、福岡市、野田市の方々のお名前もあった。




十三重塔

境内掲示

市指定文化財(建造物)
石造十三重塔

 この十三重塔は、総高約2.8m台石(基礎)は二重で、塔の初層は高さ約30cm、方約37cm、初層の屋根は方約48cmである。「寛正四年癸未七月十六日」(1463・室町中期)の銘があり、相輪はなく(現在相輪部位に置かれている石片は板のものである)笠石の上部五層は後世の補作である。笠石一層は欠損し、現在は十二重である。
 春日神社の社伝は詳かでなく、この塔も村内の寺跡(現蔵持保育所付近)にあったものを近世になって、ここに移転したと伝えら
(れ)ている。
 なお、昭和九年重要美術品に認定されている。
名張市教育委員会
蔵持春日神社




拝殿

参道は左手に折れ拝殿に至る




本殿

本殿
祭神



 古くから蔵持村の氏神として現地に鎮座しておりました。春日神社でありながら祭神目録に天児屋根命一神しかないのは、明治初年における祭神届遺漏によるとのこと。市域の他の春日神社でも四神の揃っていないのがあるが、いずれも届出の遺漏が原因だそうです。

明治41年1月11日に以下の神社が合祀されております。
  熊野神社    (境内社)
 春日神社    字小谷
 稲荷神社    字小谷
 神明神社    字田尻
  津島神社    (境内社)
  八柱神社    (境内社)
  八幡神社    (境内社)
 金毘羅神社   字北ノ前




境内を囲む土塀

土塀が印象的な神社です




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写真:2009.09撮影
home   更新:2010.10.31b 作成:2005.09.04