稲荷神社【いなり】(三重県名張市大谷)
潜水橋を渡って黒田方向へ名張川沿いに進むと右手に小さな社名標がある。「稲荷大明神」の文字。
ここから山の中へ入る。
名張川の左岸にそびえる大谷山の中腹に稲荷神社がある。昭和初期に大阪の人が新しい神道を発起し豊受大神宮をはじめ、八百万の神々を祀った。谷の両脇の斜面のわずかな平地を生かして64体の神々の碑が立つ。(「山の神信仰分布調査報告書」より)
社務所らしき建物が2棟ありましたが、無惨な姿で、カメラを向けることが出来ませんでした。しかし、石碑の前にはお供え物があったり、美しく清掃もされており、今もお参りされる方がいらっしゃる様です。
左:「愛宕社」 中:「大山祇命」 右:「歳徳神」 |
左写真の右手を登った所にある石碑。 石碑に書かれた文字はよく読めませんでした。 「秋津彦」「筆」等の文字が断片的に読めるが。 さらにこの上にも雛壇の様に石碑がある。 |
さらに斜面を登ると石の祠がありました。
正面に「大日如来」と書かれた石の祠。神仏習合か?
ここで行き止まり。
「愛宕社」「大山祇命」「歳徳神」の石碑までもどる。
以上の地区でおしまいかと思ったのですが、道が続いていたのでさらに登っていくと・・・・・
参道
左から順に、「□□大明神」(よく読めません)・「須佐乃男命」・「三輪大神社」・「談山神社」
拝殿のような建物があった。
ここに来るまでに社務所のような建物が2軒あったが朽ちかけていた。
まず、この建物の右手を登ってゆく
「少名彦大神」 |
左:「豊玉大明神」 中:「木花佐久夜姫命」 右:「大黒神」 |
狛狐がおりました。稲荷系のお塚の様に見えます。
この辺りが最も高い位置になる。
一旦拝殿のような建物があるところまで下る。
建物の裏側へまわると長い階段がある
階段(写真上)を登り詰めたところに「豊受御大神」を中心とした石碑群(写真右)がある。
上部玉垣内中央、一番大きな石碑には「豊受御大神」
その左手には「八幡大明神」、その右手には「春日大明神」と書かれた石碑があった。
中段左手は左順に「□□□大明神」、「魔法大明神」、「少名彦大神」、木花佐久夜姫命」
中段右手は左順に「大山祇霊命」、「大巳□霊命」、「王子大明神」、「□瀧大明神」
□:文字が不鮮明なのでは無く、私が読めないだけです。m(_ _)m
小川の岸にも石碑が並んでおります。
写真:2007.03撮影
home 更新:2012.01.30 作成:2007.03.25