蟻通神社【ありとおし】(和歌山県伊都郡かつらぎ町)
瑞垣内本殿左前にある高さ約1.5mの自然石造り大狛犬
「自然石造り」がいまいち理解できません。私とすれば、上記写真のような形の石が自然に存在していたのを運んできて、そのまま狛犬として設置したと解釈したいのです。前足が2本あり、お腹の下を小児がくぐることが出来る自然の石なんて、驚異に値します。
一方、自然の石を材料として上記写真の狛犬を刻んだと解釈する事も出来ます。だとすると、「もう少し手を加えてもええんちゃうか」と思うのであります。自然石に近い狛犬という意味でしょうか?悩みます。
境内看板より 蟻通神社 狛犬の由来 古来より、神社本殿前に一基だけ鎮座する「狛犬」は、巨大な自然石で造られ、古く由緒ある歴史を秘め、神社の守護として存在する。 「続、紀伊風土記」によると(■田の荘 蟻通神社の狛犬は牡狛犬一基であって、雌狛犬は、四邑川の三重の滝壺にあり)と記述されている。現在では滝壺を探る由もなく、平成八年度式年正遷宮に当たり、新しく玉獅子を迎え一対とした。古くから伝わる神社の由緒に因んで小児「狛犬」をくぐらば知恵ある子供となり、また、疫病に罹らず成長すると言われ人々から深い信仰を集めている。 平成八年十月十二日 蟻通神社 |
こちらが平成8年につくられた玉獅子なのでしょう。 |
写真:2004.05撮影
home 作成:2005.05.22