柿の花器

へた(がく)から上が蓋になっております。蓋を横に置いて野草を活ける、という使い方になるのでしょうか。爪楊枝入れにするのには大きすぎるし。

非常にコストパフォーマンスの高い作品だと思いました。もちろん、人それぞれ好みがあるのであくまでも主観でありますが。以前常滑で同じような意匠の作品を見つけました。この作品よりほんの少し大きめで、なすびの形をしておりました。色は艶消しの黒。たいへん気に入ったのですが、値段が高くて結局買わずじまいでした。(この作品の約3倍の値段)

気に入ったし、おまけに安いので買うと決めたが、一応値切ってみた。
「無理ですよ。祭(陶器市)だからお安くさせて頂いてるんで。普通はこんな価格で売ってませんよ。」
納得。桐の箱を付けてデパートのショーケースに並べたら、それこそ3倍位になるかもしれない。
「でも、気に入って頂いたんだから箸置きつけさせてもらいます。」と店主。
おもわず、ニッコリした。

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home   作成:2006.01.29