2016年 結崎(奈良県川西町)面塚公園の桜

面塚と「観世発祥の地」碑

左:面塚  右:「観世発祥の地」碑

川西町のHPより抜粋(川西町/観光/歴史・文化/能楽)

面塚に伝わる伝説
室町時代のある日のこと、一天にわかにかき曇り、空中から異様な怪音とともに寺川のほとりに落下物があった。この落下物は、一個の翁の面と一束の葱で、村人は能面をその場にねんごろに葬り、葱はその地に植えたところ見事に生育し、戦前までに『結崎ネブカ』として名物になりました。

観世発祥の地の史実
観世の発祥は、観阿弥三郎清次が、大和の国の山田猿楽(現在の桜井市山田)から、大和猿楽四座の一つ「結崎座」に加わり、一般大衆にもわかりやすい芸能に変化させ、座名も「結崎座」から「観世座」となりました。 その後、観阿弥は、結崎に居を定め、世阿弥の出生とともに猿楽から能楽に移行する中で、室町将軍の庇護のもと、不抜の基礎を築き、特に世阿弥が天才的な芸風を持ち、三代将軍義満の寵愛を受けました。観世座は観阿弥、世阿弥親子二代の出現によって能楽完成に偉大な功績を残し、現在の繁栄につながっているといえます。




面塚さくらまつり

面塚さくらまつり




寺川沿いの桜

面塚は寺川のそばにある。土手に上がり東方向を見ると桜が!



写真:2016.04.02撮影
作成:2022.03.01