名張市下比奈知の山ノ神(名居神社境内)

額束に「山神」と書かれた鳥居(2006.03撮影)
背後に板垣にかこまれた山ノ神碑がある。(2003.08当時は板垣が無かった)




あつめられた山ノ神碑

板垣内にあつめられた山ノ神碑(2022.01撮影)

下比奈知の各字にあったものを明治に当社に合祀されたようです。
1月4日の「初山」の日に、ウツギの枝を男性の数だけ取ってきて束ねる。福俵は2つ付ける。
1月6日の宵鍵、7日の朝に引く人に別れる。2、3人集まったところで鍵を引く。
「鍵引き、鍵引き、参ったぞ、参ったぞ、ワイワイ」と唱えて引く。
お供えは餅をけずったものを半紙につつむ。
各家では七草粥をするが、その際、男性だけが小判形の餅を入れた雑煮を食べる。

掲示
鉤【かぎ】引き唄
伊勢の銭金【ぜにかね】 大和の国の糸綿【いとわた】 加賀越前の麦米【むぎこめ】
比奈地【ひなち】の里に引き寄せよ
参【まい】って候 参【まい】って候

上記は2022年1月に参拝したおり確認した鉤引き唄。『山の神信仰分布調査報告書』(名張市)と内容が異なっていた。



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写真:2022.01.19、2006.03撮影
home   更新:2022.01.21e 作成:2005.10.04