上の写真左下にある石には「山神遙拝」と彫られている。 明治の合祀令で一旦は一ノ井春日神社に合祀されたが、 上の垣内の集落で不幸ごとが絶えなかったため昭和8年 に現在地に移された。 |
鍵引き:1月7日、家族の男性の数と神さんの分のウツギの枝を束ねて持っていき、祠の傍らにある木の枝に引っ掛けて、「エッサエッサエッサヤー、東の国の銭金、西の国の糸綿、うちの蔵に引き寄せよ」と唄って3回引く。
大小二つの山ノ神碑がある。
1月3日に、役行者講の当番の方々が注連縄を張るなど、1月7日の鍵引きの準備をされる。家族の男性の数と神さんの分のウツギの枝を束ね、半紙に包んだ餅をつける。7日朝、注連縄にウツギの枝(鍵)を引っ掛けて「西の国の糸綿、東の国の銭金、うちの蔵にどっさりこ」と歌いながら、山ノ神を引き寄せる。
「こんぴら亭」さんの駐車場横にある。昔は鏡屋の集落が祭っていた。雑草に埋もれていた石碑を「こんぴら亭」さんが現在の形に整備され祭られている。鍵引きの仕方は、山添村のお客さんから教えていただいたそうだ。四方を守っていただくため、6年毎に祠の向きを変えるとの事。
写真左:祠の右側に鍵引きに使ったウツギの枝がかかっている。ウツギの枝と注連縄は、毎年奈垣の方が持ってきて下さるそうだ。写真を撮っていたら、「こんぴら亭」さんが碑がよく見えるようにと掛かっていた鈴を外して下さった。感謝。
写真右:お地蔵さんのように、赤い前かけをした山ノ神碑。
ウツギの枝と福俵 |
鍵引き:1月7日、約2mほどのウツギの枝に福俵を着け家族の男性の数と神さんの分をもって出掛け、鍵引きをする。供えた餅を持ち帰り、七草粥に入れる。
home 更新:2007.09.25b 作成:2007.08.28