伊賀市小杉【こすぎ】の山ノ神1
以前は1月7日に山ノ神の祭を行っていたが、現在は1月の第2日曜日とのこと。
背後の木に注連縄をはり、鍵引きを行う。鍵引き歌は唄わない。
お酒を持参し、山ノ神碑の近くで火を焚き、おかいさん(粥)を炊いて食する。
周囲にある適当な葉っぱをちぎって、おかいさんを盛るお皿代わりに使用する。
祭の参加者は男性に限られる。15軒ほどでお祀りされている。
小杉在住のSさんに案内して頂きました。(感謝)軽トラックで山の中に分け入ります。 道幅は狭く未舗装で、ワダチも深い。車から降りるときも足場がほとんど無く、崖からおちないように気を遣いました。 戻る時はバックです。(この道で運転するのは、前進もバックも私には絶対無理。)車を降りてから、少し歩きます。 道はありません。もし道があったとしても、クマザサや雑草が生い茂り見えません。 「鎌を持ってきたのは正解だった。」と、草をはらいながら進むSさんの後を、木の根っこか、はたまた石か、 何がなんだか分からない出っ張りにつまずきながら私は必死に追いかけます。「この辺りのはずだ。」とSさんは鎌で草を刈り始めました。 またたく間に2体の山ノ神碑が姿を現しました。「そこで火を焚く」と示された場所は窪地になっており、草の上からでも識別出来ました。 山ノ神の祭の日以外、この場所に来ることはめったに無いそうです。祭の当日以外は、雑草が茂るにまかせるようです。 山添だったか、祭の日以外は草を刈らないとルール付けをされている所もあるようです。
二体の石碑に「山神」と彫られている。
日付らしい刻印もあるが、数字の一部を除き判読出来なかった。
home 作成:2008.10.26