御膳谷
写真中央の建物は御膳谷祈祷殿
一の峯、二の峯、三の峯のそれぞれの谷が集まってくる位置に、ここ御膳谷があります。ちょうど扇の要のような位置になります。
境内掲示
御膳谷神蹟
ここは稲荷山三ヶ峰の北背後にあたり、往古【むかし】はこの地に神饗殿【みあえどの】と御竈殿【みかまどの」があり
三ヶ峰の神々に神供をしたところと伝えられています
現在では祈祷殿において毎日朝夕お山の神々に御日供【おにっく】をお供えしています
毎年一月五日の大山祭には故事にもとづいて斎土器【いみどき】に中汲酒【なかくみざけ】を盛り
「御饌石」【みけいし】とよばれる神石の上に供進されます
伏見稲荷大社社務所
祈祷殿内部
祈祷殿に続いて御饌石【みけいし】がある 御饌石 → |
御膳谷のお塚群
御膳谷にあるお塚群
稲荷山は祖霊信仰の山という一面を持っているそうです。塚には、「土を小高く盛って築いた墓」という意味があります。稲荷社に古い絵図が残っており、絵図に描かれたお塚は、盛り土をして、そのまわりに忌垣をまわして真中に木を一本たてる形に描かれているそうです。盛り土が石柱に変化して現在のような形になったのは明治以降の事で、現在もその数は増えております。伏見稲荷大社の許可を得れば、自前の神様を作ることができるのです。
home 更新:2009.10.25b 作成:2005.12.04