船江上社【ふなえかみのやしろ】(三重県伊勢市船江)
河原淵神社【かわらぶち】
j神社で頂いた資料から
船江上社の由来
当社地は昔、外宮摂社河原淵神社の社地であったとされている。
戦国時代荒れるにまかせていた、その宮跡に付近の住民が自分達の産土神を祀った様です。
祭神は古来八幡神などと称していましたが、大正二年河原淵神社の祭神澤姫神を当社の主祭神ときめました。
尚、社名は昔、船江に上下の二村があり当社が上船江に位置し、この地の産土神であることをあらわしています。
伊勢の神社はやっぱり伊勢鳥居
左手はおぼろヶ池
河原淵神社(祭神:澤姫命)
伊勢神宮の外宮摂社、河原淵神社です。
戦国時代に社地が荒廃し、江戸期に別の場所に復興、明治期に現在地に戻ったという歴史がある。
朧ヶ池 |
掲示 おぼろヶ池の龍とは 古来より、雲を起こし雨を降らせ水に潜って天に昇っていく、この地の大切な神とされてきました。現在でも龍を神とする根強い信仰が各地にあり、農作物に天からの恵みの雨を降らせてくれる龍神様として祀られています。 当社境内に龍姫命としてお祀りしており「龍形九似」として扱われてきました。「龍形九似」とは龍の各体の部位が九つの動物に似ていると言うことからきています。 頭−駝に似る 角−鹿に似る 眼−鬼に似る 耳−牛に似る 項−蛇に似る 腹−鮫に似る 爪−鷹に似る 掌−虎に似る 平成十五年十二月吉日 八つしか書かれていなかったが、もう一つは鱗が鯉に似ているそうだ。 |
神社で頂いた資料から
朧【おぼろ】ヶ池(神池)
宮川の分流として船江上社の聖域を通り瀬田川に流れていた時分の名残で、どんな干ばつにも涸れる事がなく神池として保存されている。生命を司るご祭神のご事蹟から病気平癒や不老成就の為、鯉や亀を於って祈願する放生信仰の習慣があった。
昔は正月八日に渕祭りとして神楽を奏した後、一尺の小舟に八個の人形を乗せこの池に流す神事があったが、明治の後半から途絶えていた。その後、神職・氏子総代の発案で平成十年に復活し、毎年三月下旬に行われている。
本殿(中央)と西殿(左)、写真には写っていないが本殿右手に東殿がある。
神社で頂いた資料から
本殿祭神
澤姫命 昔、上船江の産土神でした。地域の安全発展を守護下さる神。
東殿祭神
八幡大神 武門の神様 応神天皇
火産霊神 旧秋葉社の祭神 火災予防を守護
桧尻社神 御祭神不明 三座あり 旧桧尻社
志賀井社神 旧志賀井社の祭神
菅原道眞公 旧天神社の祭神 学問の神様
気長足姫命 神功皇后様で旧志賀井社の祭神
宇賀之魂神 旧稲荷社の祭神。産業発展を守護
西殿祭神
天牟羅雲命 旧箕輪氏社の祭神 明治九年天神より遷座
滝姫命社
滝姫命は水神。朧ヶ池畔にあったものを境内に祭る。文化十四年(1817年)
菅公御袖石
白大夫が袖ヶ浦から石を持ち帰ったところ、石が成長し大きくなったという言い伝えがある。
写真の石は代わりに置かれているもの。伝説のその石は本殿にあるそうだ。手で持てる大きさだそうだ。
秋葉神社
祭神:火之迦具土神
境内社浅間神社 祭神:此花開耶媛命 |
招福楠(神木) 樹齢七百年、樹高三十米余、周囲七米で招福楠として町民の信仰の対象として知られている。寛文三年(1663年)摂社河原渕神社再興の時、官許を受けて神木とした。 |
大石神
資料には「垣を巡らせて祭った神石 病気平癒を祈願」とある。
吉王稲荷社
「赤い神明造は珍しい」と思ったら、この日他の神社で赤い伊勢鳥居も見た。
写真:2012.03撮影
home 作成:2012.04.08