猪田神社【いだ】(三重県伊賀市猪田字波岸代)
写真は南に向いて撮影している。拝殿、本殿は西向き、礼拝は東に向いて行うことになる。
手水舎の手前を東に行くと、天真名井に至る。
石柱には「史跡猪田神社古墳及び古井」とある。猪田の猪田神社が鎮座する小字「波岸代」【はがんだい】は周辺に古墳が多いことから「墓の台」が転化したものと考えられている。社殿の背後に「宮山」とも言われる猪田神社古墳(円墳)がある。
社殿
祭神 武伊賀都別命【たけいがつわけのみこと】 相殿 少毘古那命【すくなびこなのみこと】 上筒男命【うわつつのおのみこと】 中筒男命【なかつつのおのみこと】 底筒男命【そこつつのおのみこと】 健速須佐男命【たけはやすさのおのみこと】 天児屋根命【あめのこやねのみこと】 健御名方命【たけみなかたのみこと】 速玉男命【はやたまのおのみこと】 事解男命【ことさかのおのみこと】 大物主命【おおものぬしのみこと】 大山咋命【おおやまくいのみこと】 大山祇命【おおやまづみのみこと】 金山毘古命【かなやまびこのみこと】 蛭子命【ひるこのみこと】 猿田彦命【さるたひこのみこと】 應神天皇【おうじんてんのう】 菅原道真公【すがわらみちざねこう】 |
境内掲示
御由緒畧記
當社は古来現地に御鎮座延喜式神明帳所載旧伊賀郡十一坐中の一に列し給ひ祭神は伊賀國造の祖垂仁天皇の皇曽孫にましまし孝徳天皇の御宇大化の新政に依り日本全國に國郡の制を布かれ伊賀一國を四郡十八の郷に區分せられし當時より猪田郷の惣氏神社として郷民の尊崇厚く爾来村内鎮座無格社十八社を合祀し今日に至る幣帛供進指定社
磐座「日月石」
天真名井【あまのまない】
寄生清水【やどりきのしょうず】、忍穂井【おしほい】ともいわれる。当社の祭典ではこの水が神前に供される。
500mほど離れたところに、下郡の猪田神社が鎮座する。猪田・下郡とも『和名抄』の「猪田郷」内に当たり、古くからこの両社は伊賀郡の式内小社「猪田神社」の論社となってきた。
←地図写真:2007.06撮影
home 作成:2008.08.23