櫛玉比女命神社【くしたまひめのみこと】(奈良県北葛城郡広陵町弁財天)

17年前の写真をあらためて見たが、やっぱり形の良い両部鳥居だと思う。
仕事で営業マンと車で走っていて助手席から眺めた記憶もよみがえった。




境内




拝殿




本殿

社 名 櫛玉比女命神社 延喜式内小社
御祭神 櫛玉比女命(御炊屋媛)
当社の創建は白鳳年間と言われ延喜式には大和国広瀬郡五座の一つに数えられた古社である。
前方後円墳の後円部に鎮座するという古墳信仰に基づく古代祭祀の遺跡として注目される
明治 六年 村社
明治四十年 神饌幣帛料供進神社
旧箸尾村四ヶ大字(弁財天・南・的場・萱野)の産土神として崇敬を享けている


例祭 戸閉【とだて】祭
  宵宮十一月二日
  本宮十一月三日

摂社 辨財天社
末社 白山神社・熊野神社
   稲荷神社
   天照皇太神社
   八幡神社・春日神社

平成二十七年乙未八月

(Googleマップに掲載されている当社の写真から書き写したものです。)

当社は、明治時代以前には弁財天とも呼ばれていたという。地名にもなっている弁財天は、弘安七年(1284)に吉野郡天川村の天河弁財天を勧請したそうだ。
『文化財と自然探訪マップ 広陵町』(2010年8月 第7版)より抜粋。こちらは戸閉祭の開催日が10月31日・11月1日となっている。




摂社弁財天社

掲示

櫛玉比女命神社【くしたまひめのみことじんじゃ】

 延喜式にいう「廣瀬郡五座」のひとつで、いわゆる式内社の格を誇る。その位置は前方後円墳の後円部にあたり、埴輪片が出土する。古墳と神社が結びつく例として注目される。祭神櫛玉比売命は櫛玉比古命に配されるが、「大日本史」では、饒速日命の妃である御炊屋姫を当社祭神としている。現在の本殿は春日造檜皮葺を銅板葺きに改め、その前方に入母屋造桟瓦葺、正面千鳥破風付きの拝殿を設けた江戸期の建築である。



弁財天社の境内にあった狛犬




末社




境内



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写真:2005.01撮影
home   作成:2022.04.24