笠山荒神社【かさやまこうじんしゃ】(奈良県桜井市笠)

表参道入り口

表参道の入り口





表参道

鳥居の額には「笠山座荒神社」の文字




表参道

表参道




境内入り口の登り

境内入り口の登り




拝殿
本殿はよく見えない。屋根と木々の間から千木・鰹木が少し見える程度。拝殿にあった写真から春日造であることを知る。


裏参道入り口掲示

荒神発祥の社
日本第一 笠山荒神社

御祭神
土祖神(つちのみおやのかみ)
奥津日子神(おきつひこのかみ)
奥津比賣神(おきつひめのかみ)

 笠山は荒神出自の源で、笠七岫七谷【ななみねななたに】の最高峰・鷲峯山【じゅぶさん】の頂に鎮まり坐す。
 往古の鷲峯山は神奈備と仰がれ、笠の郷は神浅茅原と謂われ倭笠縫邑の神蹟伝承地であるなど、悠久の歴史を有します。
 この笠山に我が国固有の大地の神、竈の神を奉斎。神仏習合を経て修験道が起こり、持統天皇亥歳、荒神その神姿をあらわし役行者によって、此処の峯に宝祠を営み祀られます。
 聖武天皇の御代、南都大仏殿建立に際し良辯僧正勅を受け笠山に登り祈誓をなすと、荒神姿を現し奇瑞を示され、僧正その尊容を小木の板に描き留め、弘法大師空海この図像を模して木像に刻み荒神の尊像として安置されます。
 爾来、高僧、修験者、陰陽師などが修行、祈誓をかけては奇瑞なる霊験をさずかる霊地として、朝野の崇敬は厚くなります。
 明治初年、神仏分離によって、笠山荒神社となり奉斎。
 三宝荒神とも称し、大地を守り、竈・火鎮めの神を祀る日本第一の笠山荒神で、その霊威は、善を助け悪を罰し、清浄を尊び不浄を誡め、火の神聖な機能によって除災招福を齋します。国民生活に関わる守護神としての御神徳は高く、敬虔なる祈りの絶えない荒神発祥の社であります。

周辺の霊境
閼伽井不動(あかいふどう)
 表参道入り口傍らに、弘法大師空海に縁の霊場、閼伽井の池があり石造の不動明王像が祀られています。
竹林寺(ちくりんじ)
 木造薬師如来立像(国重文)、木造地蔵菩薩立像など多くのの仏像が奉安されています。元加佐寺(笠寺)と称し、大規模な寺院であったが時代の推移により竹林寺として明治初年までは荒神社と一体で今も板面荒神が祀られています。
鏡池(心見の池)
 良辯僧正、東大寺創建の勅を受け笠山での参籠に際し身を清めたのがこの池で、奈良の猿沢の池に通じているとの伝承があります。笠山の東麓に位置します。




拝殿
(この写真のみ2005年撮影)

「足腰が弱ったので、清荒神にお参り出来ない。」と母がこぼした。大阪に住んでいた頃から、母は亡くなった父と二人で毎年清荒神にお参りしてた。「近くに荒神さんがあるかどうか、インターネットで調べてみる。」と検索したら、桜井市笠に笠山荒神のあることが分かった。笠へは10年以上前ソバ祭だか何だかのイベントにバイクで行った事があるが、凄い車の数で動きが取れず、イベント会場とソバの花を前にしながら折り返した。(車だったら折り返せなかっただろう。)母と笠山荒神に出かけたのは2005年の1月。参拝客が多くて混雑しないだろうかと心配だったので早朝車で家を出たのだが、取り越し苦労に終わった。この時は、R165で吉隠を経てまほろば湖(初瀬ダム湖)の横を通り笠へ向かった。今回は、治田インターから針インターまで名阪を走り、県道38号線(桜井都祁線)で笠へ向かった。このコースは、道は広いし信号が少ないので時間的には早いようだ。この県道は都祁水分神社のそばを通ります。
2005年、当社の裏参道入り口むかいに「笠そば処」さんがあることを知ったが、早朝参拝だったため開店までかなりの時間があり、寄ることをあきらめた。今回は、11時半頃笠に到着する様家を出発した。山かけそば大を頂きました。900円也。安い。テーブルのチラシを読む。この辺りは標高約450mあり、気候がソバの栽培に向いているという。笠そば処さんのソバは、笠で獲れたソバを石臼で挽いたものとのこと。



閼伽井不動

閼伽井不動【あかいふどう】
笠山荒神社表参道入り口左手にある
石造のお不動さん

石造の不動明王
社殿(とは言わない?)が新しくなっていました。
おまけに、お不動さんがライトアップ。

白龍社、黒龍社、弁財天社、日章之瀧と書かれた小さな滝等があります。



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home   作成:2011.07.31