剱主神社【つるぎぬし】(奈良県宇陀市大宇陀下宮奥【しもみやのおく】)

宇陀には式内剱主神社の論社が三社ある。その内、宮奥にある剱主神社は、当社にごく近い位置にある。江戸時代、当社は神戸大明神と称されていた。阿紀神社社記「天照皇太神宮御鎮座次第口伝之事」の条に「宮奥村とは社(阿紀神社)より奥に有る故に宮奥村と云う、皆太神のまします故付たる在名なり」とある。当社の祭神は天照大神であり、阿紀神社の祭神と一致する。『野淵龍潜考録』には「式内劔主神社元一社たりしかど中古上・下に分村するに当たり、両所に分祀せしものならんか、然れども今徴すべきものなし」とあるそうです。『宇陀郡史料』には、「其鎮祀せる所在に付きても異論ありて、式によれば一所一座なれでも何時の頃よりか二所二座となれり」とあるそうです。










本殿



宮奥の劔神社前の道を東に進む(国道370線に向かう)と下宮奥の家並みに至る。家並の間の細い道を北方向にとり回り込むように進むと当社がある。初めて参拝したおりは、道が分からず地元の方に教えていただきました。掲載写真はその7年後2回目の参拝時のもの。記憶の道を進むと当社がありました。下記「ちず丸」のリンクは「たぶん、この辺りだろう」という程度のものですので、ご注意下さい。

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home   作成:2009.06.21