鹿島宮【かしまのみや】(三重県名張市桔梗が丘)

境内入り口の鹿島鳥居

「鹿島宮」という社号は、茨城県の鹿島神宮東實宮司より頂いたもので、同宮司揮毫による社号碑とのこと。
鳥居も鹿島神宮に倣い鹿島鳥居




茨城県の鹿島神宮に似せられた拝殿

拝殿は、欄干の設置、樋・鈴が無い等出来るかぎり鹿島神宮の拝殿に近い形で設計されたそうです。



鹿島神宮の拝殿

鹿島神宮の拝殿(鎮座地:茨城県鹿嶋市宮中)(写真:2003.12撮影)




本殿

本殿

境内石碑より

鹿島宮【かしまのみや】

御祭神
武甕槌大神【たけみかづちのおおかみ】
経津主大神【ふつぬしのおおかみ】

 鹿島宮の御本宮は、茨城県の鹿島神宮、千葉県の香取神宮で、それぞれの祭神の御分霊を正式に奉載し祀ってあります。
 祭神の御二神は、神代の昔、伊勢神宮にお祀りされている天照大御神様の神意により、鹿島大神様は、力と技で、香取大神様は、知恵と器量で、二柱の大神様が、力を合わせられ日本民族を統一された建国の大功神であります。この二柱の大神様を祀ってあるのが、桔梗が丘に鎮座されます鹿島宮です。
 伊勢神宮とならび、日本最古の格式高い神宮の御祭神で、その御神徳も広く武道、経済、殖産興隆、交通安全、人生開運等無限の御神徳ある御二柱です。
 武甕槌大神(鹿島神宮)、経津主大神(香取神宮)を御祭神としてお祀りされている神社は全国で、約二千社に及び、そのうち正式分霊社としてお祀りされているのは奈良県の春日大社への御分霊以来希有な事で、昭和四十八年五月五日に、鹿島神宮、東実宮司により、三重県の鹿島宮として、桔梗が丘の地に奉遷された、正式御分霊の宮であります。




昭和47年(1972年)5月5日に地鎮祭が行われ、昭和48年(1973年)5月5日に鹿島宮の工事完成に伴う竣工祭と鹿島神宮・香取神宮の御分霊正遷座が斎行されております。これより満20年が経過した平成5年(1993年)5月5日に拝殿が竣工されました。

桔梗が丘は、山を切り開いて造成された住宅地で、昭和40年(1965年)に入居が始まっております。万葉にも詠まれた名張の歴史からすれば、新しい町と言えるでしょう。その新しい町に鎮座した新しい神社が鹿島宮であります。




摂末社

摂末社。鳥居の額には「白光大神」の文字。




2011年5月5日例大祭

例大祭




例大祭




いよいよ餅まきです




餅まき

餅まきが始まりました



上島 斉 著「鹿島宮のあゆみ」を参考とさせて頂きました。

鹿島宮の地図 ← 地図  戻る

写真:2006.01、2004.10撮影
home   更新:2011.05.18d 作成:2006.01.24