稲荷神社【いなり】(三重県名張市家野)


境内入り口

奈良県との県境近く、名張川右岸にある家野地区に鎮座する。




拝殿

拝殿。正面奥に本殿が見える。
拝殿の額には以下のように書かれている。
右から、「八王子宮 稲荷大明神 若宮大明神 諸神宮」




本殿

本殿

祭神
倉稲魂命【くらいななたまのみこと】
大山祇命【おおやまづみのみこと】
五男三女神【ごなんさんじょのかみ】
大鷦鷯命【おおさざきのみこと】
弥都波能売命【みずはのめのみこと】

古くから家野地区の鎮守神として、現在地に鎮座した。明治39年11月17日に境内社八柱神社、若宮神社、渚神社三社と、区内の山神社二社を合祀のうえ、明治41年2月1日名張市薦生の中山神社に合祀されたが、戦後旧に復した。『三国地誌』に「末社三。曰八王子、曰若宮、曰渚神宮」とあり、この境内社も古い由緒を持っている。天正10年12月8日以下十六枚の棟札が存在する。




役行者像

役行者像
愛宕山の碑

役行者像の左手には「愛宕山」と彫られた石碑がある。明治に家野で大火があったおりに京都の愛宕神社より勧請された。現在でも、大火のあった日は「火絶ち」と言って火を使った料理は食さない。


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写真:2007.07撮影
home   作成:2009.01.11