秋葉愛宕神社【あきばあたご】(三重県名張市松崎町)

秋葉愛宕神社 

祭神
 火之迦具土命【ほのかぐつちのみこと】
 火産霊神【ほむすびのかみ】

 松崎町は江戸時代中期に形成された町で、町内の火伏せの鎮守として現在地に秋葉、愛宕の両神社をお祀りしておりました。
 明治41年3月29日、宇流冨志禰神社に合祀されましたが、昭和10年区集議所階上に神殿を造営し復活しました。そして昭和33年5月、階下の現在地に移され、現在に至っております。

 私ウージーは、中学生まで大阪に住んでおりました。当時の我が家の向かいの隣の隣に地蔵堂がありました。地蔵盆ともなりますと、お堂の前に仮の板ノ間をこしらえ、テントを張って提灯等をかざったりします。小さな子供にとって、もうわくわくするような空間に生まれ変わるのでした。板ノ間に上がって、大人にもらったおやつを近所の子供達といっしょに食べた記憶があります。年輩の女性達が輪になって(たしか、お経をあげながら)巨大な数珠を廻しているのを傍で眺めていた記憶があります。
 町の一角にある秋葉愛宕神社に参拝して、そんな昔の事を思い出しました。松崎町の子供達にとっての秋葉愛宕神社は、当時の私にとっての地蔵堂の様な存在なのではないでしょうか。
 

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写真:2004.09撮影
home   更新:2006.08.11 作成:2005.09.08