気比神宮【けひ】(福井県敦賀市曙町)

気比宮古殿地にある狛犬 大神下前神社の狛犬

気比宮古殿地にある狛犬

気比神宮境内末社大神下前神社にある狛犬



おかっぱ頭の狛犬であります。私は、この狛犬を見てスフィンクスを連想してしまいました。


「おい!そこのお前!」
「お!犬がしゃべっとるがな。 わてのことだっか?」
「お前しかおらんやろ。名を名乗れ!」
「犬のくせに、えらそうに言いよってからに。わては、オイデフスオ。」
「な、な、な、何!? オイデップス王やと? ギリシャ人か? その割に鼻低いやないか。」
「ほっといてんか。わては日本人の小出夫須男や。」
「なるほど、書いたもん読んだらよう分かるわ。次のクイズに答えよ!」
「なんやねん、急に。」
「もし答えられへんかったら、俺はお前に噛みつく。」
「ちょっと待ってえな、わて、クイズ苦手やねん。」
「声は一つなのに、ある時は四本足、またある時は2本足、3本足になるものは、な〜んだ?」
「いきなり来たな。それやったら知とる知とる、答えは『人間』やろ。赤ん坊の時は這っているから四つ足、成長すると2 本足、歳を取ると杖をつくから3本足。」
「残念でした〜! パンパカパーン! 答えは! 『化け物』でした〜!」
「・・・・・・・。」
「何や、そのしらけた顔は? よし、もう一問おまけや。今度も答えられへんかったら、ぜったいに噛みつ くからな。」
「・・・・・・・。」
「声は一つなのに、ある時は5本足、またある時は3本足、7本足になるものは、な〜んだ?」
「・・・・・・・。」
「後になるほど難しくなるんだぞ。3つ数える内に答えよ。さもないと噛みつく。3! 2!」
化け物・・・
「なんて言った?」
化け物!

「うむ、この、難しい、問題を、お前は、良く、解いた。」
そう呻くように言うと、犬はたちまち石になってしまった。


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写真:2004.02撮影
home   作成:2006.11.24