椿岸神社【つばきぎし】(三重県鈴鹿市山本町)

椿大神社の参道から椿岸神社を見る

椿大神社【つばきおおかみやしろ】の参道を行くと、右手に別宮椿岸神社はある



境内掲示

延喜式内 椿岸神社由来

椿大神社別宮 天之鈿女命本宮

主祭神 天之鈿女命
相 殿 太玉命
    天之児屋根命

当社の主祭神天之鈿女命は天の岩戸開きの神話の中で御活躍された神様として知られ、天孫(天照大神の御孫)瓊々杵尊が日本国土に天降り給う時供奉し、天孫一行を天之八衢に出迎えた地祇猿田彦大神(椿大神社の主祭神)と共に日向の高千穂峯に導き、我が国肇国の基を築かれた神様であります。
その後、猿田彦大神と夫婦の契を結ばれ、相共に此の伊勢国、鈴鹿椿ヶ嶽高山短山の霊地の里にお帰りになり、猿田彦大神の妻神、椿岸大明神として鎮祭りされ、今日に至っております。鎮魂の神、芸道の神として其の霊働は脈々と輝き、芸能を始め茶道、華道、書道と凡ゆる技招ぎの向上、また縁結び、夫婦円満の御守導、霊験あらたかで古来より信仰されております。
当社に伝わる「椿岸神社縁起」によれば、この別宮を猿田彦大神を祀る本社「上椿社」に対し「下椿社」と称し垂仁天皇の御代二十七年本社御創建と共に奉斎された延喜式内の古社であります。
秋の例大祭には本社より神輿(猿田彦大神)の渡御(神幸祭)があり、鈿女本宮に御旅をされ、翌日には還御(還幸祭)が行われます。


一、当社には聖武天皇勅願による日本最古の獅子神御祈祷神事(獅子舞)が伝承され、神面は猿田彦大神、獅子頭は天之鈿女命の化身として、三年に一度各地を巡舞し奈良朝以来千三百年の伝統を今に伝えております。この神事は地元氏子神役により神勤奉仕致しております。
(県無形文化財)

一、室町時代謡曲「鈿女」が当社に伝わり演能されておりましたが中絶、後四百年ぶりに金剛流宗家によって神事能「鈿女」として復曲され、毎年春の例大祭に演能されます。

伊勢国一之宮椿大神社
神世相伝 山本神主記




境内入り口

拝殿正面から




拝殿を正面から見る




拝殿

初めて参拝したときにも思ったのですが、いかにも女神様をお祀りするのにふさわしい社殿って感じです。




社殿




赤い燈籠が印象的

京都の貴船神社と同様に、赤い燈籠が印象に残る神社です。




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home   作成:2010.10.10