井上神社【いのえ】(奈良市井上町)
2012年9月14日、奈良町を歩いていて偶然当社と出会いました。掲示に「例祭 九月十五日」とあるので、御祭の準備が完了したところでしょうか。時間は昼前だったので準備の途中かもしれません。
掲示 由緒 祭神 聖武帝第一皇女 光仁帝皇后 井上内親王 他戸親王 延暦十九年勅命により是地に社を造り霊を祀る 宝徳二年元興寺と興福寺の争により類焼 宝徳三年元興寺が現在の薬師堂町に社殿を造り御霊宮(現御霊神社)と稱せり 後ち民家焼跡に建連なり 町名を井上町とし祠を造り霊を慰め町内の安全を祈願し今日に至る 例祭 九月十五日 |
掲示 井上町【いのうえちょう】 「奈良坊目拙解」に「井上皇后神輿舎元興寺南大門前に有り よって井上町と号す」とある。奈良町の氏神、御霊神社は元はこの町にあったが、千四百年代の中ごろに現在の薬師堂町に移った。この町の延宝六(1678)年から現在までの町の日記「井上町中年代記」は市指定文化財となっている。 奈良町座 |
井上内親王とは→こちら
井上内親王の「井上」はなんとお読みしたらよいのか。当社と縁のある薬師堂町の御霊神社には「井上皇后」としてお祀りされているが、「いがみ」と読ませている。この地はいのうえ町なので「いのうえ」か。「いのえ」という読み方もある。
他戸親王【おさべしんのう】とは→こちら
写真:2012.09撮影
home 更新:− 作成:2022.01.06