石上神社【いしがみ】(奈良県天理市滝本町)

参道 参道

参道の登りは急勾配だ。途中で振り返らない方が良い。




拝殿

拝殿
手水舎

手水舎
当社は桃尾の滝の南側に位置する。
この手水は滝の水を引き入れているのだろうか。



拝殿より本殿を望む

拝殿より本殿、境内社を望む
祭神:石上大神
境内社に、皇大神社、春日神社、住吉神社、水分神社、八幡神社があったが、
昭和5年に、春日神社、八幡神社の二社に合祀された。




石上神社本殿と摂末社

由緒に相当する記録は無いが、竜福寺山内絵図には、「平大明神」として石上神社の現在地に小社が描かれている。元禄十二年の「布留神宮縁起」に「梯【かけはし】村あり、其処に小社坐す桃尾【とうび】の御前【ごぜん】と云ふ、俗に訛りて太宇部能語年膳年【たうべのごんぜん】と云ふ」とある。布留社神斎集(江戸時代の文献)には、布留社雨乞立願のたびに、桃尾山竜王に登り祈願したと記されている。この一帯と石上神宮の関係がしのばれる。『続日本紀』に、「聖武天皇神亀三年幣帛を石成神社に奉る」とある石成神社は、石上神社の前身で『和名抄』の「石成郷」の鎮守だった可能性もある。

竜 福 寺:義淵【ぎえん】により開基され、行基が伽藍を整備したと伝えられる。明治の廃仏毀釈で廃絶した。桃尾滝をさらに登ったところに堂塔跡の石垣が残る。かつての竜福寺の阿弥陀堂跡には、現在、大親寺が建つ。
布留神宮:石上神宮【いそのかみじんぐう】
梯村【かけはしむら】:現在の滝本町の前身は、熊橋村【かけはしむら】、桃尾村、針尾村。






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写真:2007.08撮影
home   作成:2011.01.30