鳥居の素材 銅copper
銅製の奈良県吉野金峯神社一の鳥居(写真:2013.11撮影)
昌泰元年(898)に醍醐天皇の発心により、東大寺毘盧遮那仏鋳造の余銅を使って建造されたと伝わる、最古の銅の鳥居だ。
現在のものは、正徳元年(1711)の再建といわれるが、笠木・島木の反り増しの少なさ、四天王寺の鳥居を思わせる柱の太さやその間隔等、往時の姿をとどめている。(『鳥居』河出書房新社)
このページを作るためにこの鳥居を調べていて、金峯神社の一の鳥居であることを知った。額には「発心門」と書かれておりなぜか修験道が頭に浮かび、漠然と金峯山寺の鳥居だろうかと思ったりしていた。
銅製の三重県桑名総社(春日神社)の鳥居(写真:2015.09撮影)
六華苑から九華公園に向かう途中で偶然見つけた鳥居だった。
酸性雨の影響だろうか腐食しているようにも見える。
この銅の鳥居は、寛文七年(1667)に七代桑名藩主松平定重によって建てられたという。
この鳥居の前には、初代藩主本多忠勝が慶長七年(1602)に寄進した木製の鳥居があったが、承応二年(1653)に大風で倒壊したと言われている。(鳥居横掲示より)
金刀比羅宮(香川県琴平町)の銅鳥居(写真:2003年11月撮影)
home 更新:2024.05.19a 作成:2017.01.14