龍は玉々がお好き
龍が玉を、両手で一つづつ持っている珍しいタイプです。(玉々を押さえて腕立て伏せをしている様にも見えますが・・・)
『龍の文明史』(安田喜憲 編 八坂書房)の「龍をめぐる神話」(百田弥栄子著)の章には、龍にとって、龍珠がいかに重要かが書かれている。龍珠が無いと、龍(龍王も同様)は能力を発揮出来ないそうだ。「龍は玉無しでは一日もいられない。」とも書かれている。この玉々の名称は、私の中では如意宝珠またはドラゴンボール(最も有名な名称だ!)なのだが、中国の伝説の中で色々な名称が伝わっているみたいだ。
鎮水珠(水位をコントロールする力がある。雨を降らし風や火を呼ぶ。逆に避水・避火・避風・避雷・避雨雪・避雹霰の宝珠でもある。)
夜明珠(夜・深い海を明るく照らす。)
離水珠(魚族が陸で暮らすことが出来る。)
如意宝珠(願えば美味しい料理など願ったものを出す。)
開門珠(龍宮の門を開けることができる。)
宝珠の力は、他にも龍の誕生、盲人の目を明き目にする、口に含んでいれば死んでも復活する等、要するに万能である。
八王子神社【はちおうじ】(大阪市東成区中本)
八王子神社の龍口
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以上の写真:2005.01撮影
大和神社【おおやまと】(奈良県天理市新泉町)
玉々を持つ龍口
大和神社の手水鉢
写真:2006.07撮影
生石神社【おうしこ】(兵庫県高砂市阿弥陀町)
生石神社へはこちら
以上の写真:2020.11撮影
home 更新:2020.11.17b 作成:2018.11.16