龍神社【りゅうじんしゃ】(三重県名張市赤目町壇)

参道入り口

参道入り口
案内して下さったMさんは、鳥居の奥に行くのは初めてだそうだ。

参道入り口近くに、以下内容の立派な掲示板が赤目地区の方々により新設された。

高善山【こうぜんやま】(龍神山)
 竜神を祀って有ったので、別名、竜神山ともいう。(標高四六六.二メートル)
この竜神山は干ばつの年には、村の人々が降雨祈願のため火上げを行った山である。
 高い山で火を燃やすとその煙は雲を招き竜神のご加護もあって雨を降らせると信じられていた。「雨降らせたまへ大明神」と叫びつつ山を登り、山上の海神社(竜神さん)へ参拝した。
 また四月一日は竜神祭りの日とされ、毎年その日には多くの人々が、豊作の豊穣を祈って海神社へお参りした。山登りも一つの農耕儀礼 とされ海神社への参拝は物見遊山を兼ねていて山腹では酒宴が張られ、横山付近には売店も出て賑やかであったという。
赤目まちづくり委員会



社殿が見えてきました

坂の上に祠の屋根と覆い屋が見える
壊れた手水鉢

おそらく「龍神■」と彫られた手水鉢。最後の一文字は分からない。



龍神様の祠

境内




龍神様の祠 竜神様の祠
注連縄は新しい。お正月前に換えられたのだろうか。



小さな池

途中小さな池があった。
胡宮神社(滋賀県)の磐座近くにあったみそぎ池を思い出した。




龍神山の三角点 登山記念の札

参拝後、龍神山の三角点をめざそうということになり、山の斜面を登る。道は無い。
頂上はなだらかで、見つけるのに少々時間が掛かった。
登り始めた道に戻り、次は七ツ池に向かう。




八ツ池

七ツ池  赤目町星川地区の水田に必要な水だ

ここから、水の流れに沿って星川の八幡神社へ下る。
この川の近くに大きな隕石が落ち、星川という地名の由来になったという。
途中、磐座では?と期待をいだかせるような巨岩があったり、何段かに分かれて落ちる滝があったり、
「やすんば」と呼ばれている場所があったりと、ますます私は想像をたくましくしていた。
以上、3時間ちょっとの山歩きだった。ご案内してくださったMさんには、感謝感謝でございます。

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写真:2015.02撮影
home   更新:2018.01.30a 作成:2015.03.02