黒木鳥居【くろきとりい】
野宮神社【ののみや】(京都市右京区嵯峨野) |
黒木鳥居の特徴 (1)反り増がない 黒木鳥居は、最も原始的で素朴な鳥居です。黒木鳥居の樹皮をはいだら白木鳥居となります。「黒木」【くろき】という言い方は「橡」【くぬぎ】からきたという説もあります。 |
野々宮神社境内に黒木鳥居に関する説明の看板があり、以下の内容が記載されておりました。(参拝日:2001(平成13)年11月)
日本一
黒木鳥居
黒木鳥居とは樹皮のついたままの鳥居のことで鳥居の形式としては極めて原始的日本最古のものであります。当社は従来より鳥居の用材に「くぬき」を使用して三年毎に立替をしてきましたが近時鳥居に適するくぬきが入手困難となって参りました。そこでなんとか昔の面影を残したいと考えておりました処幸いにも香川県高松市の日本興業株式会社より自然木の鳥居の寄進をうけこのたび建立の運びとなりました。
この「くぬき」は仝社が徳島県剣山(一九五五米)の山麓より切り出し防腐加工を施し、奉製をされたものです。
また鳥居の両袖の小柴垣は「くらもじ」を用い源氏物語を始め謡曲、和歌、俳句などにも表された黒木の鳥居と小柴垣の遺風を残したものであります。
平成五年四月大安吉日
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home 更新:2011.12.30c 作成:2005.05.22