鳥居の素材 鉄iron
熊野本宮大社旧社地大斎原【おおゆのはら』にある鉄製の鳥居(写真:2008.06撮影)
高さ33.9mで現時点で日本一
大神神社の大鳥居(写真:2012.08撮影) |
鳥居近くの掲示 大神神社大鳥居 概要 当神社は、我が国最古の神社にして、大和国一宮である。 去る昭和五十九年十月十三日の天皇陛下の行幸・御親拝を記念、また、御在位六十年を奉祝し、この大鳥居を建立した。 社蔵の古図七点何れにも この付近に大鳥居が記され、今も現在地の南西一帯の地名が、大鳥居として存在する由緒ある処である。大鳥居の概要は左記の通りである。 記 一、高 さ 三二・二メートル 一、柱 間 二三・0メートル 一、柱の直径 三・0メートル 一、笠木の長さ 四0・八メートル 一、本体総重量 一八トン 一、材 質 耐候性鋼板(あらゆる天候に耐えうる鋼板)表面に錆層が形成され、それが一種の塗装の役割をなし、腐食を防止する。 一、耐 久 性 一、三00年 一、体風圧力 風速八0メートルに充分耐える。 一、耐 震 力 マグニチュード一0の地震に充分耐える。 一、基礎構造 (片柱について) 基礎は縦一0メートル・横七メートル・厚さ四メートルの鉄筋コンクリートを打ち、その下に地下二六メートルまで直径一・一メートルの鉄筋コンクリート杭四本が直打ちされている。片方基礎部に約六00立方メートルのコンクリートが注入されている。 一、奉 賛 者 二0、000名 亀腹に奉賛者芳名録・工事の記録が納められている。 一、竣工に至る過程 1、地 鎮 祭 昭和六十年九月十八日 1、笠木・島木上掲 昭和六十年十二月十二日 1、竣工報告祭 昭和六十一年五月二十八日 大神神神社 社務所 |
京都愛宕神社の鉄製鳥居
トタンで覆われている様にも見える。谷田博幸著『鳥居』は鉄製鳥居の古い遺構の一つとして、この鳥居を取り上げている。私は柱部分を見て、長らく銅の鳥居だとばっかり思っていた。 |
鉄製鳥居の柱に銅が巻かれている |
home 作成:2017.01.17