長谷山口坐神社【はせやまぐちにます】(奈良県桜井市初瀬)
参道入り口
参道
拝殿
狛犬は拝殿と本殿の間に鎮座
掲示
長谷【はせ】山口坐神社由緒【ゆいしょ】記
当神社は長谷山の鎮【しづめ】の神として、大古より 大山祇【おおやまつみ】の神を祭神としている。第十一代垂仁天皇の御代倭【やまと】姫の命を御杖として、この地域の「磯城厳橿の本」【しきいつかしのもと】に約八ヶ年天照大神をおまつりになった時、随神としてこの地に天手力雄【あまのたじからを】の神、北の山の中腹に豊【とよ】秋津姫の神をまつる二社を鎮座せられた.
長谷寺縁起やその他の古文書によると、この地方は三神【みかみ】の里、川は神河、この附近の淵【ふち】は神河浦と書かれている。表参道の朱塗の橋 は、神河橋と書かれている。第四十五代聖武天皇の天平二年(西歴七三〇年)大和大税帳には、長谷山口の名が見られる、延喜式内社【えんぎしきないしゃ】である.近世になり、明治四十二年初瀬平田にあっ た豊受神社の豊受姫の神を合祀されている.当神社は由緒は深く、五穀豊穣【ごこくほうじょう】、商売繁盛の神としてうやまはれ、国や家々の安泰と繁栄を祈願し氏子里人の守神として、あまねく人々の敬い奉るところである。
本殿
参道途中にあった水神様
ここで山ノ神様のお祭をされたのだろうか?
延喜式神名帳大和國に記載の山口神社十四社は以下の通りです。
夜支布山口神社【やぎう】、伊古麻山口神社【いこま】、巨勢山口神社【こせ】、鴨山口神社【かも】、当麻山口神社【たいま】、大坂山口神社【おさか】、吉野山口神社【よしの】、長谷山口神社【はせ】、忍坂山口神社【おしさか】、飛鳥山口神社【あすか】、畝火山口神社【うねび】、石村山口神社【いわれ】、耳成山口神社【みみなし】、都祁山口神社【つげ】
写真:2013.03撮影
home 作成:2017.04.21